- ウォレット系は取引ごとではなく販売ごとの報酬。顧客1人につき報酬は1回と考えて計画しましょう。
- 支払い基準額は、なし(Tangem、Impact経由のLedger)から、TrezorのEUR送金の€200まで幅があります。
- クーポンサイトやキャッシュバックサイトは、Ledger・Trezor・SafePalで禁止または制限されています。
- Trust WalletとExodusには、メディア運営者向けのアフィリエイトプログラムがありません。
仮想通貨ウォレットのアフィリエイトは、仮想通貨の世界でいちばん「普通の物販アフィリエイト」に近いジャンルです。物理的なデバイスを紹介し、読者が購入すれば、注文額の一定割合が報酬になります。取引量も、四半期ごとにリセットされるランクも、365日のカウントダウンもありません。1件の販売に1回の報酬、それだけです。
ただし、このシンプルさの裏にはいくつか落とし穴があります。デバイスは発送され、購入者は返品できるため、報酬が確定するのは承認期間が過ぎてからです。クーポンひとつで報酬がゼロになることもあります。そもそも、大手ウォレットブランドの中にはアフィリエイトプログラム自体がないところもあります。ここでは、自分に合うプログラムの選び方を順に解説します。
ハードウェアウォレットのアフィリエイトは取引所とどう違うか
取引所のプログラムは、トレーダーが取引を続ける限り手数料の一部を払い続けます。一方、ハードウェアウォレットハードウェアウォレット 仮想通貨の秘密鍵をオフラインで保管する小型の物理デバイスです。アフィリエイトでは通常、販売ごとに売上の一定割合が報酬になります。 詳しくのプログラムが払うのは1回だけです。そのため、オファーを比較するときに見るべきポイントが変わります。
- 料率より客単価。 69ドルのカードの15%は10.35ドルです。高価格帯のデバイスなら、10%でもそれ以上になることがあります。
- クッキー(Cookie)の有効期間クッキー有効期間 クリック後、訪問者が登録や購入をしたときにあなたの成果として認められる期間です。30日なら30日以内の成約が対象です。 詳しくが再び重要に。 ウォレットは自分の資産を預ける道具なので、購入者は注文までに数日から数週間かけて調べます。30日より90日の期間のほうが、こうした検討の末の購入をはるかに多く拾えます。
- 承認までの待ち時間は当たり前。 Trezorがコンバージョンを承認するのは配送から14日後です。Ledger、SafePal、ELLIPALでは、返金やキャンセルになった注文は報酬から差し引かれます。
- 利益を左右するのはクーポンの扱い。 ウォレットメーカーは自社で割引を行っており、多くは公開クーポンが使われた注文に報酬を払いません。
ウォレット系アフィリエイトの報酬条件を一覧で比較
| プログラム | 報酬 | クッキー/成果判定 | 最低支払額 | 支払い方法 |
|---|---|---|---|---|
| Ledger | 純価格の10%(VAT・送料を除く) | 非公開 | 自社版は€50+2件/Impactはなし | BTCまたは法定通貨 |
| Trezor | 純注文額の最大15% | 30日、ファーストクリック | €100(BTC)/€200(EUR送金) | BTCまたは銀行送金 |
| ELLIPAL | 1件15%、長期パートナーは最大20% | 90日 | $100 | PayPalまたはUSDT |
| SafePal | 10%、有効100件超で20% | 非公開 | $100 | PayPalまたはUSDT |
| Tangem | ウォレット1台5 USDT(ブースト時10 USDT) | 購入時のコードかリンク | 最低額なし | TRON上のUSDT |
目立つ点は2つあります。ELLIPALの90日クッキーはTrezorの3倍で、クーポンサイトと独自の条件で組める唯一のプログラムでもあります。Trezorのファーストクリック型の成果判定アトリビューション どのアフィリエイターの成果とするかを決めるルールです。最後にクリックされたリンクや、登録時に入力された紹介コードなどで判定します。 詳しくは珍しく、購入者が30日以内に複数のアフィリエイトのリンクを踏んだ場合、最後ではなく最初のリンクが成果を得ます。そのため、終盤の比較ページよりも「ハードウェアウォレットとは」のような検討初期のコンテンツが有利になります。
ウォレット1台の販売で実際にいくら稼げるか
料率は、注文額を掛けてみるまで意味を持ちません。各プログラムが公表している価格と料率で計算すると、次のようになります。
ELLIPALによると、セット商品のおかげで平均注文額は200ドルを超えており、標準料率でも1件あたり30ドル超の報酬が一般的です。Ledgerの10%は、割引後に顧客が実際に支払った金額からVATと送料を除いた額で計算されるため、純額€100の注文なら€10になります。Tangemの固定報酬は注文額をまったく考慮しないので、セット商品でもカード1枚でも同じ金額です。
実務での教訓はこうです。料率制のプログラムではセット商品やフラッグシップ機を推し、読者が価格に敏感で、アプリ内の紹介リンクで件数を稼げるならTangemを使いましょう。
主要ウォレットのアフィリエイトプログラムを個別に解説
Ledger:即時参加、2つの支払いルート
Ledgerのアフィリエイトプログラムはセルフサーブ型で、フォームに記入すればすぐにリンクと管理画面が使えます。支払いルートは2つから選べます。Ledger自社のプラットフォーム(BTC払い、支払日のBitfinexレートで換算、最低€50かつ2件)と、Impact(EUR・AUD・GBP・USDの法定通貨払い、最低額なし)です。どちらも申請から30日以内に支払われます。見落としがちなルールが2つあります。支払い申請をしないまま12か月を過ぎた報酬は失効すること、そして1つのリンク経由で5件以上の注文が同じ住所に発送されると、Ledgerがアカウントを停止できることです。また、Ledgerへの請求書は自分で発行し、VATの処理も自分で行います。
Trezor:クッキー期間は公開、審査は遅め
Trezorは純注文額の最大15%を支払い、TUNE上で30日のファーストクリック型クッキーによって計測されます。審査は手動で、最大1か月かかることがあります。Trezor、SatoshiLabs、さらには競合ブランドの名称への入札まで禁止されており、このプログラムで仮想通貨の取引、ステーキング、利回り商品を宣伝することもできません。Trezorのアフィリエイトコードは、ニュースレターや会員制グループのようなクローズドなコミュニティ専用です。二大ブランドを直接比べたい方は、LedgerとTrezorのアフィリエイト比較をお読みください。
ELLIPAL:クッキーは最長、入金は最も遅い
ELLIPALはRefersion上で15%を支払い、期間は90日です。これとは別に、レビュー、新製品のスポンサー、プレゼント企画などを対象とした有償のクリエイター枠もあります。代わりにタイミングが難点で、報酬は2か月遅れで毎月15日に支払われ、支払いを受けるには10日までに報酬の明細をメールで送る必要があります。無料のレビュー用サンプルは、レビューが公開されなかった場合、自己負担で返送を求められることがあります。
SafePal:自分から申請しないと上がらないランク
SafePalはTapfiliate上で10%からスタートします。有効なコンバージョンが100件を超えたら、チームにメールで20%への引き上げを申請できますが、自動では上がりません。SafePalは、Braveのようなプライバシー重視のブラウザや自分のネットワークからの注文は計測されない場合があると注意しています。10個を超える商品を含む注文には報酬が出ません。
Tangem:アプリ内の紹介報酬
Tangemは他とは仕組みが違います。独立したアフィリエイトアカウントはなく、Tangem Walletが必要です。報酬は販売1件につき5 USDTで、30日以内にアプリ内のTRONアドレスへオンチェーンで届きます。購入者は10%オフ、ブーストキャンペーン中は共有リンク経由で30%オフになるため、とても勧めやすい商品です。インフルエンサーは、非公開のより高い料率のカスタムコードを申請できます。
読者に合ったウォレットプログラムの選び方
まず、読者がどこにいて、どの方法で報酬を受け取りたいかから考えましょう。LedgerのImpactルートはEUR・AUD・GBP・USDの法定通貨で最低額なしで支払われるため、早く初回の報酬を受け取りたい小規模サイトに向いています。TrezorとLedgerの自社プラットフォームはBTC払いで、仮想通貨に慣れたクリエイター向きですが、支払日の換算レートの影響を受けます。ELLIPAL、SafePal、TangemはUSDT払いで、PayPalにも対応しているのはELLIPALとSafePalだけです。
次に、プログラムを自分のトラフィックの種類と合わせます。クーポンサイトやセール情報サイトにとって現実的な選択肢はELLIPALだけです。クーポンパートナーに専用の割引コードを発行してくれるからです。ニュースレターの発行者やプライベートなコミュニティには、クローズドなグループ向けに設計されたアフィリエイトコードを持つTrezorが合います。モバイル中心の読者を抱えるSNS系のクリエイターには、購入者向け割引が販売の多くを担ってくれるTangemが合います。
最後に、支払い基準額をどれくらいの速さで超えられるかを確認しましょう。月に数件の販売しか見込めないなら、SafePalやELLIPALの100ドルの最低額は長いあいだ報酬を足止めしますし、ELLIPALはさらに2か月の支払い遅延が加わります。Ledgerの12か月失効ルールでは、忘れていた少額の残高が消えてしまうこともあります。支払い申請のリマインダーをカレンダーに入れておきましょう。
複数のサイトを運営しているなら、2つのプログラムに同時に参加して掲載先を分けるのも手です。高価格帯の比較ページにはLedgerやTrezor、低予算向けのガイドにはTangemやSafePalを置きます。各注文はどれか1つのブランドに属するので、報酬同士が食い合うことはありません。
ウォレット報酬が無効になるルール
- ブランド名への入札。Ledger、Trezor、SafePal、ELLIPALはいずれも自社ブランド名での検索広告を禁止しています。LedgerとSafePalは、GoogleやBingの広告プラットフォームでアフィリエイトリンクを使うことも禁止しています。用語集のブランドビッディングもご覧ください。
- 公開クーポンコード。Trezorは原則としてクーポン利用の注文に報酬を払いません。ELLIPALはellipal.comで公開されているコードを使った注文を成果に含めません。
- アフィリエイトリンクと紹介リンクの併用。Ledgerは、同じ読者にアフィリエイトリンクとRefer-a-Friendリンクの両方を送ることを禁じています。TrezorはRefer-A-Friendのコードが使われた場合に報酬を支払いません。
- 自己購入と大量注文。Ledgerの「同一住所への5件ルール」とSafePalの「10個上限」は、転売業者を想定したものです。
- 安全性についての表現。ELLIPALは自社製品を「完全に安全」と表現することを禁止しています。表現は事実ベースにとどめ、リンクには#adや#sponsoredを付けて広告であることを明示しましょう。
ウォレット系アフィリエイトで警戒すべきサイン
最大の危険信号は、存在しないプログラムです。Trust Walletにはメディア運営者向けのアフィリエイトプログラムがなく、以前の25 TWTの紹介制度も終了していますが、紹介コードをまとめたサイトでは今も宣伝されています。Exodusも紹介プログラムを終了しており、公開のアフィリエイトオファーはありません。「ソフトウェアウォレットのアフィリエイト」がサードパーティのサイトにしか載っていないなら、すでに終了していると考えましょう。
ほかにも注意したいサインがあります。規約が古いまま(SafePalの規約には今もBUSDの記載があります)、規約がまったく公開されていない(Tangemはルールをアプリ内でしか表示していません)、そして低価格のデバイスでは基準額に届くまで何か月もかかる支払い条件です。1件10ドルの場合、SafePalの100ドルの最低額は、初回の支払いまでに10件の注文が必要という意味です。
ソフトウェアウォレットがアフィリエイトに直接報酬を払うことはまれです。読者がモバイルウォレットを好むなら、彼らが使っているスワップ機能や購入機能に目を向けましょう。スワップサービスのアフィリエイトプログラムなら、そうしたウォレットを経由する取引に報酬が出ます。
ハードウェアウォレットが売れるコンテンツ
ウォレットの購入者は慎重で、じっくり調べてから買います。そのため成果につながるのは、詳しくて信頼を積み上げるコンテンツです。
セットアップ手順の解説。「Ledger Nanoの初期設定方法」や「取引所からTrezorへコインを移す方法」は、購入の直前や直後の読者をつかみます。該当デバイスのページに直接飛ぶディープリンクディープリンク トップページではなく、特定コインの購入ページやキャンペーンページなどへユーザーを直接送るアフィリエイトリンクです。 詳しくと組み合わせましょう。
一騎打ちの比較記事。 エアギャップ型とUSB型とNFC型、シードフレーズありとシードレス。こうしたページはロングテールのキーワードで上位に入りやすく、検討の早い段階で読まれればTrezorのファーストクリック型とも相性が良くなります。
取引所からコールドストレージへの移行ガイド。取引所のアフィリエイトプログラムのコンテンツを読んでいる人は、次のウォレット購入者です。「買ったコインをどこに保管するか」というセクションを入れれば、1人の読者から2つの報酬が生まれます。
YouTubeの開封レビュー。 ELLIPALはYouTubeのレビューを許可されたトラフィックとして明記しており、有償のクリエイター提携にも予算を出しています。
記事ごとに別々のリンクやサブIDSubID クリックの発生元(ページ、バナー、広告、Telegram投稿など)を記録するために、アフィリエイトリンクに付ける追加のラベルです。 詳しくを使えば、どのページが売れているかがわかります。方法はトラッキングとポストバックのガイドで解説しています。ゼロからサイトを作るなら、まず仮想通貨アフィリエイトサイトの作り方を、チャネル別のルールについては仮想通貨のトラフィックソースをご覧ください。すべてのウォレットブランドはプログラム一覧で確認できます。
よくある質問
1件あたりの報酬が最も高いハードウェアウォレットのアフィリエイトは?
料率で見ると、TrezorとELLIPALが最大15%でトップです(ELLIPALは長期パートナー向けに最大20%をうたっています)。SafePalは有効なコンバージョンが100件を超えると20%に上がります。Ledgerは純価格の最低10%。Tangemはウォレット1台につき固定5 USDT、ブーストキャンペーン中は10 USDTです。
仮想通貨ウォレットのアフィリエイトに継続報酬はありますか?
ありません。Ledger、Trezor、ELLIPAL、SafePal、Tangemはいずれも注文単位の報酬です。Trezorのオファーでは、紹介経由の初回購入から30日以内のリピート購入も成果になる場合がありますが、取引所のような生涯レベニューシェアはありません。
LedgerやTrezorのアフィリエイトでクーポンコードは使えますか?
基本的には使えません。Ledgerはクーポンサイトとキャッシュバックサイトを禁止しています。Trezorは割引クーポンを使った注文には、同社が特に認めない限り報酬を支払わず、アフィリエイトコードはクローズドなコミュニティ内でのみ使用できます。例外はELLIPALで、クーポンサイトのパートナーは専用の割引コードと特別料率を申請できます。
Trust Walletにアフィリエイトプログラムはありますか?
ありません。Trust Walletにはメディア運営者向けのアフィリエイトや成果報酬型のパートナープログラムがなく、以前の25 TWTの紹介制度も終了しています。Exodusも紹介プログラムを終了しており、公開のアフィリエイトプログラムはありません。今もこれらの報酬を宣伝しているサイトの情報は古いものです。
LedgerとTrezorのアフィリエイト、どちらが良いですか?
Ledgerは即時登録が可能で、クッキー期間は非公開、報酬はBTCか法定通貨を選べ、Impact経由なら最低支払額がありません。Trezorは30日のファーストクリック型クッキーと最大15%を公開していますが、審査に最大1か月かかり、支払い基準額も高めです。詳しくはLedgerとTrezorのアフィリエイト比較をご覧ください。